真夜中の弥次さん喜多さん
- 何とチャーミングな!作品でしょうか。
- 以前私は舞台版についてここで触れましたが、あの作品はじんわりと湿って拡がったかと思うと最後には回転を速めて縮まり、最後には障子の向こうで二対の影となり消えていきました。
- しかしこの映画版は最後まで開きっぱなしの拡がりっぱなし、青春真っ盛りで愛は垂れ流しと全編に渡ってフルスロットルの全力でもって駆け抜けていってしまいました。
- 有るものは在る!という表現のためのCGが使われるシチュエーションがあまりに馬鹿馬鹿しいので納得出来るっていうのは新しいなと思いました。
- 弥次さんの愛がまっすぐで熱くて涙が出ました。
- 喜多さんの弱さが直球でいじらしくて涙が出ました。
- 良い映画です。
- ちなみに私の観た回は観客が5人でしたが。
- 分かる分からない、とかじゃなく好きか嫌いか、程度でいいと思いますよ?
- 私はクドカン関連では木更津は×でマンハッタンは◎、池袋も連ドラは◎でスープ編は×、鈍獣は◎で後は観ていません。
- つまり興味はいつもそれなりにあるんですけど、実際ひとつずつ作品を当たってみないと好きか嫌いかは判断出来ないのです。
- そういう付き合い方の出来る作家って他に居ないので面白いです。
- 大体作品傾向があれだけバラバラなのにぜーんぶオッケーってひとのが凄いなって。