ふたりはプリキュア


全てを守るなんてことは、今の彼女らにはまだ到底できない
ことで、だけどそう在りたいと心から願っていて、それを
理想だと言い捨てることはキリヤくんにはもう出来なかった
から、だから望みを託してその報いを受けに戻ったと。


理想を語るのは容易く、でもその理想すら語れない世の中と
そのために犠牲になるものの重さと貴さを彼女たちは身を
持ってこれから得ていかなくてはならないのですね。


物語の根幹にあるものがとても厳しく、でも嘘や欺瞞は
そこにはないから観ていられます。