新世界の寂れた遊園地に奇跡が降り立つ日。
- 例えば、
- 緯度と経度と時間だけが記された地図を持って、その示された場所で待っている。
- そこは草原だったり、海のまっただ中だったり、あるいは山の頂上かもしれない。
- 待っていると、その時間に遠くから音が聴こえてくる。
- だんだんに近づいてくる。
- それは、総勢8人がかりの音楽だ。
- 目の前でみるみる組み上がる音は草原から空まで届く大きな樹になったり
- 深い海の底から無数の空気の気泡とともにせり上がってくる鯨だったり
- 高い山のてっぺんからさらに向こうへと連なる虹のようだったり
- そういう音楽を今日聴いてきた。
- VINCENT ATMICUSというひとたちです。
- やぁ、本当に本当に素晴らしかったです。