仮面ライダー響鬼
- 明日夢くんの将来のお話と仮面ライダーが日々戦っているというそれぞれの日常は割と相容れるものではないはずなのですが、明日夢くんがヒビキさんの中に何がしかの理想像を見出しているらしいという設定により奇妙なマーブリングを描きながら続いています。
- この世界における仮面ライダーはどうやら日本各地にそれぞれ支部を持ち、ライダーはその各支部からの指示により出動して魔化網と呼ばれる化け物と戦っているようです。つまり、それなりにきちんとした組織だったものだということです。
- その中でのヒビキさんの立場というものは、物語上で何度も出てくるのですが31歳の「おじさん」で、この5話によるとアウトロー(本人申告)でロンリーウルフ(本人申告)だそうです。
- そういうヒビキさんを形作ってきた環境なり時間なりの中に普通の中学生である明日夢くんが憧れを抱くというのは、ヒーローというものの立ち位置に久しぶりにまともに向かい合っているという点で興味が沸きます。
- ヒビキさんが鍛えているところとか、指示により日々移動して化け物と戦っているらしいところを目の当たりにした明日夢くんがそこに見るものは決して楽な姿ではない鍛錬としがらみと組織というものの中にきちんと居場所があるヒビキさんです。
- ……こう考えると至極真っ当なドラマだなあと思います。
- でも明日夢くんにはそれがとっても自由で恰好よく見えているっぽいんですけどね。
- ところでこのお話はどういう方向に向かうのでしょう。
- 5話を見たところ、これまでヒビキさんは弟子を取ったことがないみたいですね。
- 15歳の将来を色んな意味で奪って行こうということなんでしょうか。
- それにしても毎度出てくる姫と童子は弱すぎやしませんか。
- あと、魔化網に結構な数の人間が殺されたり食べられたりしているんですが、これも表ざたにはならないんでしょうかね。
- 響鬼の太鼓溶けちゃったのは替えとか持ってるんでしょうか。