幸いあれ
- 神サイ最終回。
- あー。
- 切ないとか悲しいとかそういうのも含みつつ、でも物語の登場人物は、というかヤス子と哲也は泣いてないんだから泣いてはいかん!という感じで堪えました。そういうドラマでした。そういう付き合い方をしたいと思ったドラマだったんです。
- 原作がある上でのドラマが多い昨今、原作と決定的に違う結論を出したこのドラマはそういう意味に於いて本当にほんとうーに大人のドラマだったと思います。
- 大人とはつまり、我慢が出来るということです。言わない、言えない言葉をお互いが抱えていることを解っていて、だからこそ最後までやっぱり絶対言わないのです。聞かないのです。何故って大人だから。自尊心とは貫いてこそなのです。
- ……でもさー、やっぱりつらいよー。切ないんだよー。思い出すたび本気で泣きそうになるんだよー。
- こんなドラマ他になかったですよ。少なくとも私はこんな大人な終わり方をしてしまったドラマを知りません。
- 美しくて、きっぱり毅然としていて、襟元を正さずにはいられない締めかたでした。
- 観られて、本当に良かった。