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- みこまこの宣伝を初めて観て、その画面の色味の美しさに感心。
- 昔だからセピア色っていう安易なノリでなく、画面全体がほんの少し色調を抑えてある感じで、物語の切なさとかふたりの気持ちの一途ささえ表しているようで。
- って、ねぇ。
- いや実は最初にこのドラマのお話聞いたときからどうにも気乗りがしていなくて。
- 私はあのひとのファンだということを自覚してもう10年以上が経つのにも関わらず、そうしてその仕事の中で役者業に最も重きを於いているのにも関わらず、今回のドラマに関して及び腰なんです。
- 何でだろうと考えるにやっぱりお話の方向性なんだろうなと。
- それが実話だろうと何だろうと悲恋であろうと感動させられるものであろうと、それを形にしたものを観たいとは思えない。
- そのひとが感じた苦しみや傷みを形にすることで昇華しようとする作業には付き合いきれない。
- 増してやそれをあのひとが演じるだなんて。
- でも、宣伝画面を初めて観て、ちょっとそういう不安なり憂鬱な気持ちよりも興味が沸いてきました。
- 現金なものですね。