僕の歩く道
- えええええ。
- やっぱりファンタジーっていうか絵空事っていうか、理想論、いや、うーん。
- こうだったらいいのにな♪っていうお話の中にさりげなく鋭い目線なり、厳しい台詞なり、痛いやりとりなりってのをちりばめつつ、最後にはやっぱりまた理想を展開して終わる、と。そういうことなんでしょうか。
- えええええ。
- ズルくないですか?ズルくなーいーでーすーかー……。
- でもこのお話に何を求めているのかと改めて問われて、別に今の自閉症を持った人々のリアルな現状を真正面から受け止められる訳でなし、せいぜい輝明さんが幸せに生きて行けたらいいねとか思っていたんですけども。
- ───── ここにきて、僕の歩く道っていう題が実に深い、ということに気がつきましたよ(遅い)
- 全11回で物語が終わったとしても、輝明さんのその走る自転車の後ろ姿を見送られるのかどうか。
- 願うだけでなく、確信を持って信じられるのか。
- いや、まあ、信じる信じないなんて取りようによってどうとでもとは思うのですが、こと、この物語の輝明さんに関してはそういう曖昧なものでなく、何かひとつ芯の通った道筋がなかったらそれはつらいなと。
- 勝手な話なんですが。
- それにしても加藤さん演ずるところの堀田先生がリナちゃんからの電話を受けてアドバイスをしたり、そのあと報告を受けて微笑むところはあの薄暗い照明のせいかカメラアングルのせいか表情のせいかは分かりませんが何か企んでいるようにしか見えませんでしたとだけ。笑。
- 前半30分は非常に真摯に、後半30分は鼻をほじりながら(比喩的表現)観ちゃいましたー。